「横浜新卒応援ハローワーク」を設置

 神奈川労働局は24日、国が10日に閣議決定した追加景気対策を受けて、ハローワーク横浜に「横浜新卒応援ハローワーク」を設置するなど、新卒者や就職先が未定の既卒者を対象とする就職支援強化策をスタートさせた。

 新卒応援ハローワークは、大学や中小企業などとの連携を強化し、職員が中小企業を直接訪問するなどして情報収集し、正社員を募集している優良な中小企業を紹介する。臨床心理士などによる精神面のサポートも行う。

 また、既卒者の雇用を促進するための奨励金を設け、24日より県内のハローワークで取り扱いを始めた。高校や大学卒業後3年以内の既卒者を、3か月間の期間限定で雇用した場合、1人あたり1か月につき10万円の奨励金が雇用先の企業に支払われる。その後に正規雇用すれば、雇用開始3か月後に50万円が追加される。

 県内では、来春卒業予定の高校生に対する県内企業の求人倍率は0・78倍(7月末現在)で、昨年同時期の0・89倍より悪化している。同労働局は「できる限りの支援を行っていきたい」としている。

(2010年9月25日読売新聞より抜粋)


トラックバックURL