基金訓練の現状に関する声

基金訓練とは、「緊急人材育成・就職支援基金による職業訓練」が正式名称で、雇用保険を受給できない人を対象とした職業訓練のことである。今年3月、その職業訓練が適切に行われていないのではないかと思われる事例を内部告発に近い形でお伝えしたところ、受講生・講師・訓練実施校の各立場から情報が寄せられた。そのいくつかを紹介したい。

■受講生から

○ 現在、基金訓練を受講し「訓練・生活支援給付金」を受給している。「訓練・生活支援給付金」は、出席日数が8割以上必要となっているが、隣のコースでは、出席日数が8割未満でも常勤講師(訓練実施機関の社員)が出席扱いにしている為、「訓練・生活支援給付金」を受給している。

○ とりあえずワード、エクセル、アクセスなどをさらって、ホームページ作成の技術へと進んだが、かなり豊富な内容と高い知識や技術が必要で、ある程度の経験者でなければ就職に有利に結び付くであろう資格試験合格が難しいという感じだった。

訓練校の講師が不足していて、講義中に電話で中断されるというのはままあった。講義内容以外の質問をすると専門外といって、その場での解決には至らないこともあった。

講義で使用されるソフトも最新のものではなく、その理由を問えば、「お金がかかる」「旧ヴァージョンでもそんなに内容は変わっていない」というものであった.....

詳細は>> 「基金訓練問題」全国から寄せられた基金訓練の状況から見えてくるもの(2010年11月17日PJニュース)


トラックバックURL