私のしごと館　再び入札ゼロ

　昨年３月に閉館した雇用・能力開発機構の職業体験施設「私のしごと館」（京都府精華町、木津川市）の土地と建物を売却するため、雇用・能力開発機構が募った２度目の一般競争入札は、２４日の期限までに参加申し込みがなかった。入札は前回に続いて不調に終わり、広大な土地と建物の活用先が決まらないまま、「空き家」状態で国有化されることになる。

　しごと館は延べ床面積約３万５千平方メートル。機構が約５８１億円をかけて建設した。

　閉館後の売却手続きは、「廃止に伴うコストの最小化に配慮する」との麻生政権時代の閣議決定（２００８年１２月）に基づいて進められた。昨年９月に入札を予定したが参加申し込みがなく、昨年１０月下旬から２度目の募集を始めた。機構によると、現地見学は３件あったが、申し込みはゼロだったという.....

詳細>>しごと館再び入札ゼロ　厚労省「府構想見極め対応」（2011年1月24日 京都新聞）